活動報告


2013年の活動報告

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太陽の船シンポジウム『クフ王の船 取り上げに向けて』開催
  2013年1月25日(金)18:30から、早稲田大学小野記念講堂に於いて、満席の約200名の参加者を集め、太陽の船シンポジウムが開催されました。
  近藤二郎先生(早大教授、早大エジプト学研究所所長)の開会の辞に続き、吉村作治先生(早大名誉教授、工学博士)の基調講演、エジプトから来て頂いたアイーサ・ジダン氏の木材の分析と保存処理方法の発表、池内克史先生(東京大学大学院情報学環教授、工学博士)の三次元測量とコンピュータ上の組み立て復原、そして最後に内山博子先生(女子美術大学教授)のCG表現の発表が行われました。
  その後、吉村先生と中川武先生(早稲田大学教授、工学博士)との「今後に向けて」と題した対談が行われ、2時間にわたるシンポジウムは盛況の内に終了しました。


シンポジウムでの講演の様子


フォーラムの様子はニコニコ動画でご覧になれます。
第1部
第2部

エジプトでワークショップ開催
  いよいよ船の部材の保存処理法を決めるためのワークショップが、2013年3月27日、28日の両日、エジプト・ギザのピラミッド地区会議室で開催されました。
  参加者は大エジプト博物館保存修復センターのフセイン・バシル所長、ギザ・ピラミッド地区査察局のアリ・アスファル局長をはじめ、保存修復家のイザベラ・ウフマン氏、そして日本からは吉村作治先生、青木繁夫先生(サイバー大学教授)などがプレゼンテーションを行いました。
  このワークショップにより劣化が見られる部材に対する処理方法が決定しました。柔軟性の処理にはナノ・セルロースという物質、強化処理にはパラロイドB82 をはじめとするアクリル樹脂を用いて部材の状態を強化していく計画です。
  二日間にわたったワークショップは今後につながる大きな成果をあげました。


ワークショップに参加した方々


船の部材、第1号の取り上げ成功
  第二の太陽の船は、1987年に発見されて以来、早や26年もの歳月が流れましたが、ついに本格的な部材取り上げが開始されました。2013年6月25日午前11時半、部材第1号、第2号が取り上げられたのです。
  当日の現場にはエジプト、日本のみならず世界各国のメディアが駆けつけ、そのニュースは世界中に配信されました。今回、取り上げた2片の部材は写真撮影され、重量,形状、材質、劣化度などの計測・調査が行われ、さらに三次元撮影及び測量が実施されました。今後、部材は保管箱で温・湿度調整が行われたのち、本格的な強化・保存作業に入る予定です。


部材取り上げが報じられ新聞記事

部材取り上げの様子


取り上げられた部材


エジプト・フォーラム22
『太陽の船プロジェクト再開~エジプトの騒乱を乗り越えて』開催
  毎年恒例のシンポジウム、今年で22回目を迎えるエジプト・フォーラムが、2013年11月10日(日)15時から18時、早稲田大学大隈大講堂に於いて開催されました。
  吉村作治先生による基調講演「エジプトの社会情勢と早大隊のエジプト調査」に続き、「社会混乱期の文化財の情況」と題するパネルトークが行われました。
  コーディネーターは吉村作治先生、パネリストは、前田耕作先生(和光大学名誉教授)、中川武先生、近藤二郎先生、宮下佐江子先生(古代オリエント博物館研究員)、黒河内宏昌先生(太陽の船復原研究所教授)でした。
  最近の戦争や暴動が頻発する中での、継続的な発掘調査や研究の難しさなどをご自身の体験談を交えながら各先生にお話頂き、たいへん興味深いトークが展開されました。


吉村作治先生による基調講演

パネルトークの様子


テレビ特番
『新発見!ピラミッドに隠された真実を解け!太陽の船大発掘スペシャル』放送
  第二の太陽の船の発掘、修復、復原を行うこの一大プロジェクトを随時取材し、毎年、特別番組を制作しているRKB毎日放送ですが、今年もその特番が2013年12月8日(日)午後3時半から、TBS系列で放送され、好評を博しました。
  太陽の船の蓋石に記された古代文字の謎を追って、古都奈良、そして本州最北端の青森へと吉村作治先生と女優のとよた真帆さんが訪ね歩きました。早稲田大学理工学部にある、エジプト学研究所がスタジオとして使われ、吉村先生、とよた真帆さん、俳優の松田凌さんがトークを繰り広げました。




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